「第61回全日本スキー技術選手権大会」レポート(その4)

予選2日目(3月8日) 

1種目目は昨日大回りをしたジャイアントコースで小回りからのスタート。昨日とはスタート順が変わって男子のFR・伊藤選手がトップバッターだ。続いて高田選手、大場選手、原選手がスタート。間に女子班1つを挟んで荻津選手、寺門選手とシュプールを刻んでいく。2種目目に備えてダイナミックコースで控えているので残念ながら選手の滑りが見られない。ただ、競技開始前の小島コーチ、西田コーチの入念なバーンチェックのやりとりがトランシーバーから聞こえてくるので不安は全くない。 

2種目目はダイナミックコースでのフリー種目となる。このコースは私個人としても思入れのあるコース。とても気持ちよく滑れるバーンで選手がどんな風にターンを刻むのか心が躍る。スタート直後はやや平坦で助走距離80mをとって演技開始となる。コートいっぱい使って選手思い思いの演技構成で見ていてとても楽しい種目の一つである。 

FR・伊藤選手、高田選手、大場選手、原選手と滑り終えて女子選手が滑ってくるのを見守る。女子はローテーションの関係でFR・黒澤選手の次に寺門選手、荻津選手と滑走。若干ヒヤッとした場面もあったが若さなのか特に怪我らしい怪我もなく予選競技終了となる。 

予選2日間の結果は次の通り。 

■大会結果 

◎男子(290名中) 

原 貴雅 179位 

高田 悠太郎 232位 

大場 貴登 274位 

◎女子(152名中) 

荻津 遥 141位 

寺門 咲歩 142位 

■FR(前走)/補欠 

◎男子 

伊藤 愼悟 予選4種目のFRを実施→決勝へと続く 

◎女子 

黒澤 小夏 予選3種目のFRを実施

(つづく)