「第63回全日本スキー技術選手権大会」レポート⑤
決勝(3月7日)
朝5時20分気象。窓の外を覗いてみると結構な勢いで大粒の雪が降っている。これは湿った雪だな・・・と思った。早目に朝食を切り上げて車へ向かう。結構な量の雪が積もっている。
朝8時のTCMによると深夜に振り出した雨が途中雪に変わり、黒森山コート5cm、国体コート10cmの積雪とのこと。天候が荒れることが予想され、「国体コートは種目キャンセルも有り得る、最低でも3種目の成立を目指したい」と力強い声だ。

朝8時からの選手インスペクションは8時30分からコート整備への変更となる。湿った重い雪は思うように整備が進まない。
決勝の本日は【前半】黒森山Aコートで急斜面/ミドルターン、国体コートで中急斜面/フリー・ウェーブ2種目同時進行。【後半】黒森山Bコートで急斜面/不整地、国体コートで中急斜面/ショートターン・リズム変化2種目同時進行。
黒森山はゲレンデ上部に昨夜合流した小泉専門委員、下部に平井コーチ、国体はゲレンデ上部に本多コーチ、下部に筆者の体制。
国体コートがドンドン深い霧に包まれていく。9時になっても状況が変わらず、競技が開始できない旨のアナウンスが入る。9時20分頃だったろうか、1回目の男子3班の競技が開始された。そして2回目の女子2班の競技中に濃い霧が立ち込めてきた。風も強くなり銀嶺クワッドリフトが止まる回数も増え、減速運転をしている。国体コートの進行は黒森山コートよりも1班分遅れている・・・

10時半頃、「緊急TCMを実施します」と会場アナウンスが入る。ゴールエリア付近のコーチングエリアに急いで駆けつける。TD、競技委員長より「悪天候により競技が開始できないこと、強風によるリフトの運行停止等によりそれがさらに競技進行に影響を与えている。このまま国体コートの競技を続けると黒森山Aコートのミドルターンの種目成立も難しくなる」とのこと。緊急TCMによって国体コートの中急斜面/フリー・ウェーブはキャンセルし、後半予定されているショートターン・リズム変化も黒森山Aコートへの変更となった。本多コーチと筆者は国体コートを撤収し、黒森山コートの小泉専門員と平井コーチ・原選手の方に合流する。原選手は本日サポート約に加わり、選手の目線で競技を待つ尾﨑選手に情報を伝える
決勝・後半は慌ただしい。斜面向かって左側の黒森山Bコートで急斜面/不整地、向かって右側の黒森山Aコートでショートターン・リズム変化の2種目同時進行。
尾﨑選手は決勝を終えて12位で明日のSFへと駒を進める。菊池選手は決勝3種目のFRを実施。正直、他の県の正選手と変わらない良い滑りをしていた。


宿に戻ってきてから湿った雪で濡れたものを急いで取り出して急いで乾かす。荷物をどこか一部屋にまとめて置かせて貰えるといったようなことはないらしい・・・プリンターやらなにやら大物も今夜中に車に積んでおかなければならない。
