「第62回全日本スキー技術選手権大会」レポート③
予選1日目(3 月 6 日)
北海道にしては暖かい日が続いており、朝から水分の多い雪が降っている。ウェアの上にポンチョを着るがビショビショになってくる。 いよいよ予選1日目がスタートする。昨日からの降雪により前日夕方の TCM での打ち合 わせ通り、朝 8 時から選手によるコート整備が始まる。 本日よりコーチ陣は3名体制となる。この日の前走がない男子補欠の大場選手にもサポートに入ってもらう。ジャイアントコースにコーチ2人、ダイナミックコース上に大場選手、 下に筆者が付く。
ジャイアントコースではフリー・ウェーブ種目がスタート。昨日の公式練習と比べて斜面状況に変化はないだろうか? 朝 8 時に実施される TCM の後、ダイナミックコースにコーチ インスペクションで斜面状況を確認した。やはりコース取りによってウェーブの起伏状況が若干異なる。バーン状況は昨日の公式練習よりは良さそうだ。どんなライン取りをしてくるだろうか。男子 6 班からのスタートで高田悠太郎選手がトップバッターだ。続いて林 大祐選手、原 貴雅選手とダイナミックコースに飛び込んでくる。ダイナミックコースを滑り終えた男子選手はこの後、ジャイアントコースの小回りに備える。
2 種目同時進行なので、ジャイアントコースでは女子選手が滑走している。ジャイアントコ ースのバーン状況はどうだろうか。筆者は見ることはできないが、無線機の情報を頼りに聞いていると、菊池香琳選手は正選手と変わらない滑りで FRを務める。滑り終えると競技役員へのコース状況の伝達、続いて各県コーチからの質問に答えていく。続いて、平井悠希選手、荻津遥選手と滑り終えてくる。ジャイアントコースを滑り終えた女子選手は次の種目フリー・ウェーブに備えてダイナミックコースに移動する。ダイナミックコースの下に控える 筆者の元に女子選手 3 人とも爽快な笑顔で顔を出してくれた。 気が付くと朝から降っていた雪も止み、ビショビショだったポンチョが乾き始めていた。
本日予選 1 日目は 2 種目のみ。17 時に予選の中間結果が出る。17 時過ぎに公式サイトにアクセスするがエラーメッセーが表示される。みんなリザルトを見るのにアクセス集中して エラーメッセージが表示される。本日夕方の TCM は 17:30 に開催されるので、リザルトを 気にしながら TCM の会場に向かう。
中間結果では原貴雅選手が 128 位。決勝進出は 120 位タイで点差は 2 点。決勝進出まであともう少し。明日に期待して今日の疲れを癒す。